株価指数先物取引の基本のキ

コラム

前回の続きです。

日経平均先物という商品について

では日経平均先物はどこで売買するかというと、一般客の皆さんは基本的に大阪取引所というところで、証券会社に注文代行してもらって取引するんですね。様々な証券会社が参加しています。
そして日経平均先物にもラージとミニがあって、それぞれ契約サイズが決まっています。
ラージは日経平均株価の額面の1000倍、
ミニは100倍になっています。
ラージとミニは別銘柄なのでそれぞれ別の板取引がされています。

海外の取引所の日経平均先物は500倍というところもあります。

つまり日経平均ミニ先物を1枚取引することは、
たとえば日経平均株価が20000円だとすると、その100倍、200万円の金額を取引していることと同義となります。
なお、日経平均ミニ先物を取引するために200万円を全額用意する必要はなく、証券会社に証拠金という形で預ければ約3~20万円ぐらいで取引することが可能です。
つまりレバレッジをかけることが出来ます。

SPANという証拠金計算システムで必要証拠金は随時変動します。
日頃の値動きやボラティリティに対して決められていると最初は理解しておいてください。

SPAN®とは | 株式会社日本証券クリアリング機構
東証を始めとする証券取引所の金融商品の清算・決済を担う。取引証拠金のSPANリスクパラメーターファイルの提供。JSCCSPAN®についてのページです。


証券会社によってSPAN掛け目が変わってきます。SPAN140%なら、必要証拠金も100%の会社に比べて1.4倍必要になるということです。
証券会社の仕組みによっては、デイトレード限定ならばSPAN50%、つまり半額の証拠金で取引できたりします。

日経平均株価が、1000円動くと損益もミニは100倍なので1枚で10万円動くことになります。
日経平均ミニ先物の呼値は5円なので、500円刻みで損益は変動します。また手数料は新規→決済の往復で数十円から200円ぐらいまで、証券会社によって様々です。
数万円の証拠金を預けて5円幅狙いのスキャルピングをしている方も中にはいます。それでも利益が出るぐらいの手数料の安さとも言えるでしょう。

限月取引とそして海外の先物について

リンゴの話で9月限(クガツギリ)という決済日の話を少ししました。日経平均先物にももちろん決済期日があります。限月(げんげつ)取引といいます。

日経平均先物(ラージ)では3,6,9,12月の3ヶ月ごとに決済日があります。
今から一番決済日が近い先物を「期近(きぢか)モノ」、それ以降の先物を「期先(キサキ)」と呼んでいます。
日経平均ミニ先物では毎月決済日が訪れます。

なお、ラージとミニは常に連動しており、特にラージに関しては大口顧客が利用していることが多く、個人はミニ取引が多いと言われています。ラージとミニは常に相互補完するような動きをするため、基本的に価格に差異が大きくなることはありません。ですので、ミニ取引もラージに倣って3,6,9,12月限が取引量が多くなります。これをメジャー限月といいます。それ以外の商品をマイナー限月モノといいます。
基本的に特別な理由がなければメジャー限月の商品を取引すれば良いです。そして限月取引で商いが一番行われているのを「中心限月」と呼びます。

中心限月とは|金融経済用語集 - iFinance
中心限月は、取引が最も多い限月のことをいいます。

また海外のダウ先物(YM)はじめ、ナスダック100先物(NQ)や、世界最大の取引量を誇るS&P500先物(ES)等にももちろん限月があります。
日本とは違い限月をそれぞれアルファベット1文字コードで表記します。
F:1月
G:2月
H:3月
J:4月
K:5月
M:6月
N:7月
Q:8月
U:9月
V:10月
X:11月
Z:12月

またそれぞれ銘柄にもコード(シンボル)が定められており、「銘柄コード+限月コード+西暦下二桁」で表記します。
たとえばダウ先物2020年6月限であれば「YM(ダウ先物コード)+M(6月)+20(2020年)」に倣って「YMM20」と表記します。


ダウにもマイクロ、ミニ、ラージがありますがミニの流動性が一番高いので普段はそれを見ていればよいでしょう。
その他の銘柄や上場されている限月を探すには以下のURLを参照してみてください。

AMP - contract specifications AMP Futures
contract specifications - Track economic announcements with forecast and actuals. Learn about these economic stats

先物の精算について(SQ)

日経平均先物の決済はどのようになされるのか。

日経平均先物にはもちろん決済日があります。
板取引で流動性も多いため満期まで保持しなくても、途中で決済することは可能です(だからスキャルピングができる)。


満期決済日まで保持すると売買義務を履行しなければなりません。その際日経平均先物というモノを、日経平均株価225種類でリンゴのように直接現物を受け渡したり売買することは非常に手間もかかりますので、便宜的に日経平均先物清算値(SQ値)という価格で買い方売り方共に清算されます。
SQ値とはSpecial Quotationの頭文字を取ったもので「特別清算指数」といいます。


SQ値より低い価格で先物買いしていた方は儲かりますし、高く買っていた場合損します。
またSQ値については別コラムでいつか書こうと思っています。
日経平均先物の清算日のことをSQ日といい、メジャー限月のSQ日のことをメジャーSQ、マイナー限月SQ日のことをマイナーSQおよびオプションSQといいます。(日経平均オプションは毎月清算日があるため)

本日は株価指数先物について書きましたが、それぞれ先物のルールについては取引する上で、最低限知っておくべきでしょう。
ルールも知らずに自分は何を取引しているのか分かっていなければ、先日あったような原油先物特有のショックに巻き込まれたりしますよw

ご覧いただきありがとうございました。

ではまた次回!

タイトルとURLをコピーしました