【希望で】岐阜暴威が相場で負けてしまう理由と、シナリオ立ての大切さとリスク管理の甘さ【ポジらない】

コラム
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我らのTwitter爆損芸人 岐阜暴威散る

色々思うところがあってめちゃくちゃ久しぶりにブログ更新しようと思います。
後に続くオプション編につながる内容もありますので、ゆっくり読み進めてみてください。


我らのTwitter株芸人岐阜暴威さんが負けに負けまくって戦略的撤退をしましたね。

彼のことを知らない読者に少しだけ説明すると、岐阜暴威さんは、
・とにかくハイレバでポジればずっと含み損で逆行し続ける
・どんな上げ相場であろうと「上げすぎだからショート」→そして案の定含み損、そのまま損切り
・下げ相場でももちろんショート、ちょっとでも含み益になったら嬉しくてタコ踊り→ツッコミ気味にポジ作ってるので、急速なリバウンドで含み損突入、気持ちと証拠金が耐えられなくなって損切り
・利確の値幅はとても小さく、損切り幅は耐えられなくなって最大の損失で損切り



まぁ特徴を挙げればきりがないのですが、とにかくその損失を売りにしている爆損系YouTuberです。
去年お亡くなりになったお父様の遺産も全てFXで溶かし、まだ資金は1500万円ぐらいあるものの、一旦退場するとのことです。
岐阜暴威ウォッチャーの我々からすると来週には戻ってくると思いますが。。

彼に限らず実はそういう人は多いのではないでしょうか?
ハイレバでポジれば逆行、勝率も低く、含み益が出るとすぐに利確。
含み損からは目を背け、損切り幅は異常に広い。

多かれ少なかれレバレッジトレードをはじめ、短期的投機トレードをやったことのある人は、スランプの時にそういう現象に遭遇したことがあると思います。

実はそうなってしまうのにはそれなりの理由がありました。

トレンド相場 と レンジ相場?

ここ最近日経平均株価がとても上がっていて、バブル後最高値を更新などと言われSNSやテレビニュースなどでも話題ですね。

株価が上昇しているというのは、どういうことなのでしょうか?
よく上昇トレンドなどと言われますが、その定義は具体的にあるのでしょうか?


具体的には今日の終値が、昨日の終値よりも高ければ「株価は上がった」と言われます。
その反対に今日の終値が、昨日の終値よりも低ければ「株価は下がった」と言われます。
「株価が上がった」ということが比較的多く連続して〇〇日前よりも上がっていれば、買ってる人のほとんどは含み益があるでしょう。

それが先月よりも上がっていたり去年よりも上がっていたりすれば多くの人が「上昇トレンド」と認識します。その逆で下がっていれば「下降トレンド」と認識します。
具体的にどれぐらい上がれば、何日何週続けて上がれば(下がれば)トレンド相場というのかは人によって定義は異なると思います。

また、上がったり下がったりを繰り返し、印象に残る上昇や下降が見当たらず、それ以前と比べても株価がさほど変動していなければ「レンジ相場」などと言われたりします。
もっと細かく言えば「急激な上昇」「緩やかな上昇」「横ばい」「緩やかな下降」「急激な下降」など見る人が見れば見れば何段階にも分けることができるかもしれませんが、今回の話では「上昇」「レンジ」「下降」と大まかに3つの局面に分けることにします。

今から述べるのはトレーディングをやっている人からすると当たり前のことだと思いますが、改めて聞いて考えてみてください。売買をすることでその差額で儲けようとするキャピタルゲインの話をします。

私がよく言うのですが、キャピタルゲイン狙いの売買は「椅子取りゲーム」「バケツリレー」「ババ抜き」みたいなものです。
相場には売り手と買い手がいて、その需給の一致したところで売買が成立し価格がつきます。
あなたが買う時(買えた時)は売り手が存在する
のです。
あなたは株価がこれからも上がると思って株を買いました。
売ってくれる人がいたので買うことができました。

あなたが儲けるためには、あなたが買った値段よりもさらに高く買おうとしてる人に対して、売ることで利益にすることができます。
誰にも売らなければ現金化することはできませんし、売買差益を手にすることはできません。
あなたが買って(入口)、あなたが売る(出口)ことでトレードは完結します。
つまりあなたが買った値段よりも高い価格で買ってくれる人がいないと、あなたは儲けることができません。
これは「買い」から入る取引においては絶対の原則です。

つまり上昇トレンド相場において「昨日よりも今日」「今日よりも明日」さらに高値を買う人がいることで価格が上がり、いつかあなたが「売り」を入れることで利益を手にすることができます。
上昇トレンド相場において勝つ方法は買いポジションを持ち、単純に日々終値が上がること、日々前日よりも高値更新することで利益の幅が増えていきます。


「下降トレンド」においても同じで、「売り」(入口)から入り「買い」(出口)の時点で価格が下がっていれば儲けることができます。


では「レンジ相場」ではどうでしょうか?
あなたはまだ上がると思って買ったのに、高値を更新することなく買いが続かず、株価は動きません。
同じように下がると思って売りから入ったものの安値を更新することなく、株価は動きません。
基本的に値動きに乏しいため大きな値幅で利益を出すことができません。

トレンド相場 と レンジ相場の定義

「上昇トレンド」とは
・高値が上がること
・安値は基本的に更新しない
・終値が上がること

「レンジ相場」とは
・高値と安値は基本的に更新しない
・終値もさほど変わらないか日々上がったり下がったりで方向感がない

「下降トレンド」とは
・安値が下がること
・高値は基本的に更新しない
・終値が下がること

これらの特徴をよく覚えておいてください。

巷ではトレンド相場3割、レンジ相場7割と言われます。具体的に調べたわけではありませんが、これは滞在時間のことを言っています。
10日間マーケットがあれば、7日間は方向感のはっきりしないレンジ相場だということです。
そして残りの3日を上昇と下降トレンドで分け合います。
でもこれは本当でしょうか?
実際〇日連続上昇などと言われたりして、盛り上がってる時は上昇トレンドは続くものです。
株式市場でよくあることですが「上げ100日、下げ3日」などの格言があるように、下げるスピードと値幅は早く大きく、上昇トレンドと下降トレンドの値動きの違いは結構あります。
相場の方向は誰にもわからないとはいえ、経験則に基づいた特徴的な値動きというものは確かに存在すると考えます。
実際方向感がはっきりしない「レンジ相場」は確かに多く、言い換えれば売り買いが均衡しているということでしょう

シナリオ構築の重要性と岐阜暴威さんの短絡的行動

値動きに連続性が出やすいということは述べました。
つまり上昇トレンドだと参加者が認識した場合、なかなか上昇起点の最初の位置までは下がってきません。
少しでも安くなったら買いたいと思ってる参入の遅れた参加者が買ってくるからです。
また含み損に耐えられなくなったショート勢が損切りしてくるからです
少し下がったなと思っても再び上昇を再開し前回の高値を超えていくのが上昇トレンドだと言えるでしょう。

上昇トレンド相場では基本的に買いから入ることで儲けます。
売りから入ったとして結局高値更新をされるわけですからすぐに含み損になります。非常に効率が悪いです。
売るという行動はあくまでもノーポジになるという意味の利確売りがメインになります。

下降トレンドもまた同じです。基本的に売りから入ることで儲けます。


基本的に相場のサイクルは「上昇」の次は「レンジ」及び「調整」であり、「下降」にいきなり転じることはあまりありません

上昇トレンドと認識しているマーケットに新規売りで入る必要は基本的に無いのです。

これが順張りトレードなのです。

しかし注意点はあります。
あくまでも上昇トレンドだからと言って現時点で上昇が続いているという事実だけで、今日で上昇トレンドが終わるかもしれません。
ただ先ほども述べたように、上昇の次はレンジ及び調整になる可能性が高いので、焦って新規売りを入れる必要はないのです。

具体的に言うとシナリオ構築をする時点でよほどの相場上級者でない限り「片張り」に徹することをおすすめします。
そして相場を俯瞰してみた場合、今は「上昇」の途中なのか?「上昇」が終わって「レンジ」に移行している局面なのかわからない場合があります。

最初に説明したように
「上昇トレンド」「レンジ相場」「下降トレンド」に大まかに分けることができ、その局面がそれぞれ明確な場面もあれば

「上昇」or「レンジ」
「下降」or「レンジ」
というような局面もあります。
「上昇」「レンジ」「下降」の三択から二択に絞るだけでも、やるべきことが明確になってきます。

「上昇」or「レンジ」の場合、ロングで入っていればそこまで大きく負けることはありません。仮に上昇トレンドが終わっても逃げ場も提供してもらえることが多いでしょう。
再び上昇トレンドに戻れば利益になります。ショートという選択肢はありません。
その相場観も6割ぐらい当たればいいのです。当たらなかった4割で大損しなければ、当たった時の利益の方が大きいです。

稀にレンジ相場が続きすぎて、「上昇」or「下降」を想定しなければいけない局面も来ることがありますがそれはレアパターンなので、オプション編で言及するかもしれませんが今は割愛します。

我らの岐阜暴威さんはどんな時でもショートです。
だいたいめちゃくちゃ損してる時はショートポジションの含み損が膨れ上がっています。

なぜそんなにショートポジションを作ってしまうのでしょうか?

「連日上げすぎたからショート」
「上げすぎからのレンジ移行で高値更新しなさそうだから次は下降トレンド狙いショート」
「めちゃくちゃ下がってるからさらに下がるわショート」
どんな値動き見てもショートしたくなる病気にかかっておられます。

ここからわかることはポジる根拠がないんです。
全部願望なんです。
相場に合わせてないんです。
全部自己都合で予想してポジってるんです。
予想通り利益方向に進めば脳汁半端ないです。
だからタコ踊りします。
トレンドに乗ることなんて考えていません。
そして今まで発生していた上昇トレンドに乗れなかったことには一切目もくれずにひたすら反転下落だけを祈ってショートをぶち込みます
しかもそれが100%当たるかのようにポジる時は錯覚してポジっています。
だからポジった瞬間「間違えたかも?」みたいな不安が襲ってきて頭抱えます。
逆走した時の対処を最初から考えていないので含み損だけは高確率で膨らみ続けます。
しかもその当たらない願望を口座にお金があるだけ全力でハイレバでポジります。
勝てるわけがありません。
17年間それを繰り返し続けています。


彼はきっとその当たった時の脳汁が気持ちいいんだと思います。
参加者の大半が買いポジションを持っていて、そこで売りが一発当たれば自分だけがヒーローになれるような錯覚で、その時に出てくる脳汁に支配されているんだと思います。



私から言えることは、相場を当てようとしすぎて外した時の対処が杜撰すぎます。
どんな状況においても逆走した(しそうな)時にトレーダーとしての真価が問われます。
昔よく言われました。
「誰でも利益は方向が当たれば出ます、しかし当たらなかった時の判断、逃げ足の速さで生きるか死ぬかが決まります。同値撤退までにおさえることは一番大切な技術です。大損さえしなければ次のチャンスを待てます。」

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