相場本のススメ
昨今SNSの発展でいろいろな現役トレーダーの生の声を聞くことができるようになりました。
中にはトレードすらほとんどしていないただの商材屋みたいなのもいます。
耳障りの良い言葉なども良く並べてあれやこれや勧誘してきます。
その中でいろんな相場格言やセオリーのようなものも聞かれます。
だいたいそれらの言葉は今から紹介する本で述べられているような言葉が多かったりします。
どうせならパクリの言葉でなく元の書籍を読んでみてはいかがでしょうか。
本を読んで、自分で考え落とし込む、その作業はとても大切だと思っています。
ネットで調べれば出てくるような数万円もするペラペラのテクニカル解説noteに、無駄遣いしてがっかりする人もたくさんいたでしょう(デリケートな高額情報商材は排除の方向に向かってるそうですが)。
そんなムダ金使うぐらいなら、今から紹介する本を、何度も読み返す方がよっぽど有意義なお金の使い方だと思います。
では行きます。
実践 生き残りのディーリング 現代の錬金術師シリーズ
元々は証券会社のディーラー向けに書かれた本。
初版が債券ディーラー向きに書かれた本で、幾度か改訂され、この実践生き残りのディーリングが現在発売されています。
慣れない言葉もいっぱい出てきますし、マーケットに不慣れな人が初めて読むと難しい本に思えると思いますが、分からない所は読み飛ばしながら進めていきましょう。
個人的には、ギャンブル的な根拠のない逆張りをせず、ひたすら優位性があるうちは順張りに徹し、損切りすることの大切さを改めて認識させてくれた本だったと思います。
コツコツドカンで悩んでいる方は一度手に取ってみてはいかがでしょう。
第四章に書かれている「価格変動の本質」タペストリー第一理論は必見です。
マーケットの魔術師
通称青本。出版されたのはかなり昔で、一時代を築いたようなトレーダーのインタビューをたくさん収めた本です。
強者のトレードとの出会いや失敗や成功のエピソードがこれでもかと収められています。
中でも強烈に印象に残ってるのはエド・スィコータの言葉です。
今や色んな所で引用されるのですが「皆欲しい物を手に入れる」という部分です。
「負ける人は勝てるようにならない。むしろ負けたがっているように見える。」といったようなガツンと来るようなことをさらっと吐いてくれます。
またシステムトレードの先駆者のような方です。
私の心の師です。
是非読んでみてください。
マーケットの魔術師シリーズにハマった方には続編もあります。
翻訳はワールドマーケッツでおなじみの清水昭男氏です。
新マーケットの魔術師―米トップトレーダーたちが語る成功の秘密 (ウィザード・ブックシリーズ)
ザ・トレーディング──心理分析・トレード戦略・リスク管理・記録管理
実はこの本、昔から名著として名高い「投資苑 - 心理・戦略・資金管理」新訳版です。
加筆もされ出版元も変わっており、前作よりも読みやすく仕上がっています。
テクニカル入門にも良いのではないでしょうか。また出来高や時間の概念などトレードに関する心構えなどこの一冊でいろいろ学べるまさに教科書のような本になっています。
ザ・トレーディング──心理分析・トレード戦略・リスク管理・記録管理
オプション売買の実践 <日経225編>
オプショントレードを覚えようとしていた私が、ディーラーの友人に手渡されたのが増田丞美さんのオプション解説本でした。それ以来ずっと増田信者ですw
入門編はコレ↓↓↓
語りつくされたその他有名本
またの機会に解説します。
何度も読み直すと新しい発見があるんですよね。
最初何言ってるかわからないことも多かったりするんですが、経験とともに理解できてくる部分も多いので、こういう本は定期的に読み返すのが良いです。
だからあえて電子版じゃなくて実物の本で本棚に収めて、常に目に付く場所に置いてます。
「意味わからないからたった一回で読むのやめた」っていうのは勿体ないです。
ペラペラの情報商材にハマる前に手に取ってほしい。
ほんとコレだけは強く言いたいw
しょーもないnoteに5万円ドブに捨てるぐらいなら、今日紹介した本全部買えますw
以上!