大阪取引所の日経平均先物って知ってますか?
以前Twitterで普段からよく日経平均CFDの取引をしている人がいたのですが、その人は板取引の日経平均先物市場が存在することを知らなかったそうです。
私はマーケットを見始めた頃から日経平均先物にすぐ慣れ親しんでいったので、現物と先物が意識の中でセットになっていますし、先物が存在するのが当たり前だと思っていました。
今では当たり前のように相対業者でのCFD取引が浸透しています。
むしろCFD取引以外に日経平均先物市場があることを知らない方がいることに衝撃を受けたのです。
相対CFD業者はどのようにレート提示をして、顧客の注文を受けたりカバー取引しているのか考えたこともない方も多いのでは、と思いました。
そういったこともあり、個人的にずっと経験してきたうえで当たり前だと思っていることが、実は世間では全然知られていないことも多いのではないかと思った次第です。
取引するにあたってルールや仕組みを全然理解しないまま、全力ハイレバプレーしてる方も多くいるのではないかと。これはイカンなと思ったりもしています。
実はトレードするにあたって最低限知っておくべき重要なことはそれなりにありますし、でも最初はもちろんみんな知らなかったけれども、慣れると当たり前すぎて説明すら省かれることも多くあります。
「あとは分かるな」以前のもっと最初のレベルすらわからなかったりしませんか?
そんな初心者泣かせの内容を思い出してわかりやすく解説できればと思います。
ですので、複数回にわたり業者の値付けした配信価格についてよく考えて欲しい、というようなコラムをしつこいぐらい書いてきました。
中には勝ち組で上手にトレードと付き合ってる方の中にも「知らなかった」というようなコメントもいくつかいただいており、ブログスタイルで残すようにして良かったなと思います。おかげさまで予想以上にたくさんの方に見ていただけているようです。
ありがとうございます。
お金拾えますよ()
例えば日経平均株価は、東証の現物市場で日経平均採用の225種類の株式の大部分が取引され、それに付随して日経平均先物も連動しているのです。
最終的に先物は現物価格で清算されるため、計算上、現物や先物に歪みが現れると遅かれ早かれ是正される動きが発生します。
相対業者の値付けしている原資産の市場を同時に監視することで、相対業者配信レートの遅延やミスプライスに時折り気付くことがあります。
もちろん相対業者のマーケットは仮想二次マーケットみたいなものなので、ほとんどの場合、原資産市場である日経平均株価や日経平均先物に、相対業者の配信レートは寄せていかざるを得ません。
その瞬間的な遅延の歪みの乖離是正を狙いにいく感じです。
CFD相対取引を提供している業者には、そういう配信レート遅延チャンスはけっこう転がっています(過去はできたが、今はできなかったり)。
人力手動レベルでできる業者もあれば、システムを組んで機械にやらせているような人もいます。
もちろん業者のカバー取引が追い付かず、顧客がポジった瞬間から業者が損することになるため、そのような取引はとても嫌われます。
過剰にそればかりやり過ぎるとあからさまな約定拒否や、口座凍結されることもよくあります。
ですので業者と共存したいなら、そういう取引をやらない方が良いでしょう。
そしてそういう取引方法もあるという事だけ頭にとどめておいてください。そのような取引は当方では一切オススメはしません。
原資産マーケットは
ちゃんと同時に監視しましょう
原資産を監視せずに相対業者の2wayCFD取引をするのは個人的に感心しません。
もちろんチャート分析する際も、原資産マーケットをみた方が世界のトレーダーが同じものを見ているという面で、信頼性も数段上でしょう。
そして板取引なら指値のオーダー状況も出来高見えますし、今マーケットはどんな状態なのかも見えます。
相対業者はチャート提供のみがほとんどで、板情報を提供していることはあっても実態には遠いことが多く、ほとんど仮想空間の閉じられたマーケットといっても過言ではありません。
普段皆さんはどのようにしてマーケットやチャートの監視していますか?
人によってチャートの重要性や使い方は千差万別ですが、ほとんどの人はどんな形であれ、チャートを見ているかと思います。
次回はお待ちかねの方も多かったですね、チャートツールについて掘り下げてみたいと思います。
ではまた!