価格帯別出来高の重要性
日頃皆さんはどのようにトレードしていますか?
私はチャート分析において価格帯別出来高というものを非常に重視しています。
なぜ重要なのか?
世間にはいろんなインジケーターが出回っています。
基本的に価格の推移がベースになって計算されています。
価格というものは取引参加者にとって共通のものであり、不特定多数が参加する板取引においても唯一無二のものです。
そして出来高の多さというものはそれだけ多くの参加者が売買をしたという痕跡になります。
価格帯別出来高はその両方の情報を一目で確認できる指標となります。
多くの人はトレードをするとき自分の建値を基準として状況を判断します。
利益を出すためにトレードをしているのですから、建値というものは多くの人にとって重要なファクターと言えるでしょう。
建値を基準に利益や損失を計算しますので、建値を上回ることや下回ることが利確や損切りの行動へとやがてつながっていくのです。
中には建値基準でストップロスを設定する方もいるでしょう。
つまり出来高の多い価格帯というのは、それだけ多くの人が参加をし、ポジションを建てたり解消したりしたというところになります。
参加者の多くの人にとって重要で意識されやすい価格や価格帯ということです。
そのポイントを私は節目と呼んでいます。
節目は単純にサポートやレジスタンスを表すわけではなく、その価格や価格帯で売買行動に移る参加者が多いポイントと考えられます。
考え方として節目での決着がつくと次の節目を意識します。
価格帯別出来高の少ないところは、多くの参加者にとってさほど意識する価格でもないので、値動きとしては一方通行になりやすいと考えています。
これは私独自の考え方なので皆さんいろんな考え方があるとは思います。
どのように利用するかは皆さん次第といったところでしょうか。
今回はその価格帯別出来高を表示するインジケーターを紹介したいと思います。
MT5用価格帯別出来高インジケーター
今回紹介するインジケーターはMT5用のインジケータとなります。
もちろん私が製作したものではなく拾いものとなりますので案内のリンクだけ貼ります。
プログラムの正確性や動作について私の関知するところではありませんので、ご自身の責任においてご利用ください。
なお動作に少し癖がありますので、環境や設定次第でアプリもしくは PCが不安定になりやすい現象を確認しております。
そこのところをご理解の上、対応できる方がご利用ください。
こちらのリンクから、
Volume_Profile_v6.mq5をダウンロードし、前回説明したように所定の操作にてインストールしてください。
なお初回の方はSign UpしないとDLできませんので、右上のところからサインアップしてからDLしてください。
インストールしたらそれぞれ任意のチャートに適用させていくわけですが、適用の際、何点か変更してから設定した方が、動作は不安定になりにくいかなと思います。
例として日経先物やダウ先物の私の設定を貼っておきます
インプットと表示選択のタブの設定をします
これはチャートの15分足と30分足を表示した時のみ1日ごとの価格帯別出来高が表示される設定となります。
全ての時間軸で表示設定をすると環境によっては処理も重くなります。
銘柄によってはこれでもフリーズすることがありますのでその際はインプットタブのPoint scaleの設定を*10 *100にしてみてください。
また同じようにインジケーターをもう一つ適用させることによって一週間ごとの価格帯別出来高を表示する設定がこちらになります。
今回紹介した設定は私独自のものになりますので他にも様々な設定ができると思います。
自分に合った戦略でいろいろカスタマイズしてみるのも良いでしょう。
常にCPUが計算してる状態になるので、PCスペックによってはCPU稼働率も高くなったりしますので、どうしても合わない方は利用を控えるのも良いかと思います。
では今回はここまで。
ご覧いただきありがとうございました。
具体的な考え方や利用方法はこちらのコラムをどうぞ!