はじめに
たぶんこのブログにたどり着いた方の多くは、日頃からレバレッジかけた投機行為に興味あって日々試行錯誤してる方が大半だと思います。
最初の方のブログエントリーで取引手数料についてちょっと書いたんですけど、
「短期トレードを繰り返すなら取引手数料にはこだわり続けた方が良い」
このスタンスは一貫していて、1トレードごとに占める取引手数料次第で最終的な損益は大きく変わってしまいます。だから取引手数料は基本的に安ければ安いほど良いのです。
それらのことを頭に入れて読み進めてください。
相対取引のスプレッド意識してますか?
板取引と相対取引について説明もしましたが、多くの方が相対取引業者でトレード経験があると思います。
仮想通貨トレードだけに関して言えば、多くの取引業者が私設板取引所を立て、多数の顧客同士(運営も参加してて何でもアリの世界だけど)で日々殴り合いをしていますね。
取引手数料も様々です。
為替だとむしろ99%以上の方が取引所ではなく、業者との相対取引でしょう。
株価指数や商品の取引も、見ているかぎりかなり多くの人が業者との相対取引を行っているように見受けられます。
相対取引についても以前説明しましたが、基本的に業者が売値と買値を提示して(その差をスプレッドと呼ぶ)、顧客が成行注文をぶつける方式のため、利益を出そうと思うとスプレッド分の値動きが必要になることを説明しました。
スプレッド自体が取引手数料としての役目を果たすため、顧客から見ればスプレッドは狭いに越したことはありません。
日本にいながら海外
10年以上前のことです。
「海外FX」って表現がさっぱり理解できなかったんです。
要は日本国外に拠点をおいたFX業者のことですね。
特にここ数年Twitterを見ていると、海外業者でトレードしている人を多く見かけます。
私はそこそこ昔のおっさんなので、海外に送金する行為ですらドキドキしたし、ホントに届くのだろうかとか、持ち逃げされないだろうかとか、今ですら心配になります。
しかし今や仮想通貨やクレジットカードでほぼ瞬時に送金できてしまうし、手数料もそれなりに安く送金できるため、海外業者を利用している人も多いですね。
海外業者に関しては魑魅魍魎の世界なので、名指しもしませんし、いろんな縄張りがあるのでトラブル回避のため、具体的なことは申し上げませんが、一つ言えることは取引スタイルの固まっていない初心者にはオススメしません!
ハイレバトレードの難しさ
「資金が少なくてもハイレバレッジトレードができるので資金効率が良い」「ゼロカット採用なので借金にならない」みたいな謳い文句で薦めるのをよく見かけます。
ハイレバレッジや低レバレッジの是非についてもあまり今話題にすることはありませんが、少なくとも投機に興味を持った初心者がハイレバレッジの魅力に最初にとりつかれるのはほぼ負け組一直線コースです。
頭数だけで言うと、ハイレバレッジになればなるほど勝ち抜ける(生き残る)人数は極端に減っていきます。
ハイレバレッジさえやらなければ勝てる人も、ハイレバレッジの魅力にとりつかれてぶっ壊れていくのを見てきました。
もちろんハイレバレッジが悪なのではなく、取り扱う人間の愚かさが問題の本質を占めていると考えています。
ですので、トレード初心者が、初心者を脱出する前にハイレバレッジの沼にハマるのは避けてほしいなと思います。
無免許の人にフォーミュラーカーに乗ってもらうようなものです。
せめて一般道で普通車に乗って危険予知ができるようなレベルになってから速いマシンに乗るべきです。
速いマシンの場合その辺に転がってる石ころすら避けられる技術が無ければだいたい事故ります。
相場の世界は三輪車からフォーミュラーカーまで同じ道でみんな走っているのです。
そんな環境でスピード感もわからず技術もないまま退場にするのはもったいないです。
初心者がお金ないからといって、安易にハイレバトレードに突撃し、95%以上がかなりの早さで退場していきます。大相場経験もほとんどすることなく、しょうもない凪相場のゆらぎレベルの動きで狩られて退場してゆくのです。
レバトレードするのならせめて、ポジるべきところをある程度ルール化できる人でないと生き残ることは不可能でしょう。
有名なコピペツリー貼っておきます。
思い当たるフシがあれば要注意ですw
もはやハイレバ養分乙としか言いようがありません。
初心者にはハードルが高すぎます。
別にやめとけとは言いません。スリルを求めたり、別の快楽を求めたりするなら刺激はかなりのモノがありますw
話が逸れてしまいました。
長くなりそうなので次回に続きます。
ではまた!